岐阜県の「苗木城跡」の3つの魅力と、実際に行った感想を紹介します!
苗木城は苗木藩の遠山氏が築いたお城で、国の史跡に指定されているほか、続・日本100名城にも選ばれています。
お城は岐阜県中津川市にある高森山の自然の岩山を利用して築かれていて、今は建物などは無く石垣が残っているだけですが、それでもその景観が素晴らしく岐阜のマチュピチュとか天空の城とかいわれています。
今回は苗木城跡の3つの魅力と、実際に行った感想も紹介します!
岐阜県の苗木城の3つの魅力
巨岩と石垣のコラボがすごい!
入口から苗木城跡に歩いていくと左側に見えてくるのが、大矢蔵跡です。
大矢蔵跡の石垣も巨岩を利用し、その上に石垣が積まれてたりします。
天守跡に向かう石垣の所々に大きな岩があったり、岩を囲うように積まれていたりと、こういう石垣は全国的にも珍しいみたいですね。
私は右側から裏手に回り登ったのですが、巨岩の下には石垣がはめ込むように積まれていたり、数メートルや数十メートルの迫力のある巨岩が見れるので、おすすめですね。
裏から回ると自然の岩山というのが良く分かり、よくこんな所に城を築いたなぁと感心してしまいます。
石垣の積み方も年代によって数種類あるのでその辺も見所です。
この自然の岩山の巨岩と、人工的な石垣のコラボレーションは普通の山城では見れない光景なので、ぜひ楽しんで散策してみてくださいね。
展望台からの景色が絶景!
頂上まで登ると、眼下には木曽川や中津川市内、その奥の恵那山まで一望できます。
頂上からの景色も良いですが、天守跡に造られた展望台からは360度の大パノラマが堪能でき、天気の良い日は遠くの山々まで見えここからの景色は絶景ですね。
またこの展望台は、当時の天守台があった巨岩の穴を利用して清水寺の舞台のような懸造りという工法で再現されていて、巨岩の上に建てられているのも見所ですね。
因みにこの展望台は外国人観光客のためかWi-Fiも完備されていまーす。
岐阜のマチュピチュ!?
たしかに登る手前から見ると段になっている石垣や、石垣の苔や草の生えてる感じなどから遺跡みたいな感じもするとは思いましたが、頂上から大矢蔵跡の方を見るとそれが良く分かります。
規模は小さいですが、大矢蔵跡の石垣の段々になっている所や下からの石段、苔の生えた石垣の感じはマチュピチュ!?と思ってしまいます。(笑)
この大矢蔵跡は石段を使って上まで登れるので、そこから天守跡の方を見るのもいいかも。
寒暖差のある秋から冬早朝には、雲海の中の苗木城跡が見れるときもあるみたいですよ!
まあ運が良ければでしょうけど、天空の城のような苗木城跡も見てみたいですね。
岐阜県の苗木城に行った感想
埼玉から車で下呂温泉に行った時、まだ時間が早かったので中津川ICから10分くらいの所にある苗木城跡に寄ってみる事にしたのですが、行ってみると岩山をそのまま利用してお城を築いたその景観に驚いてしまいました。
まさに天然の要害、難攻不落の城という感じですね。
これで建物も残っていたら凄い迫力だろうなぁと思いました。
私は第一駐車場(20台位駐車可能)に止めたのですが、ちょうど帰る車がいたので止められましたが、平日だったのに結構人は多いですね。
入口から少し歩いていくと左側にトイレがあり、まだ新しくきれいなトイレでしたよ。
私は裏から回りましたが、通常ルートだと頂上までの道もよく整備されているので歩きやすいと思いますが、いろいろ散策するとけっこう歩くのでスニーカーなどの歩きやすい靴がおススメです。
暑い日には飲料と熱中症対策も忘れずに!
まとめ
岐阜県の苗木城の3つの魅力と実際に行った感想も紹介してきましたが、いかがでしたか?
天然の巨岩と人工的な石垣のコラボレーションと、年代によって違う積み方の石垣などを堪能しながら頂上まで登り、天守跡に造られた展望台からの360度大パノラマの絶景を味わってみて下さい。
頂上から見下ろすとまるでマチュピチュの遺跡のような大矢蔵跡の景色も良いですよ。
帰りには苗木遠山史料館に立ち寄って、保存展示されている「風吹門」や苗木城の模型も見てくださいね。(開館時間、午前9時30分から午後5時まで)
続・日本100名城スタンプは1階受付で押せますよ!
入館見学する場合は330円(小・中学生以下無料)です。